【kaiminyaオリジナル羽毛2020】ポーランド産プレミアムマザーグースダウン95% (ホワイトコウダ種)
目次
ポーランド産プレミアムマザーグースダウン95% (ホワイトコウダ種)
ダウン率 | 95% |
ダウンパワー | 440以上 |
フィルパワー | 900以上 |
ヘルシーダウン※ | 認証済み |
※ヘルシーダウンプログラムとは国際的な羽毛検査機関であるIDFLと、アレルギー源や有害要素の検査機関であるAIRMIDが共同で行う、世界で最も厳しい洗浄基準を満たした羽毛の認証プログラムです。ヘルシーダウンプログラムの認証は、その羽毛が最高の洗浄度およびアレルゲンフリーレベル水準を満たすことを証明します。
広大な平地と豊かな水、緑に恵まれたポーランドは世界有数の高級羽毛産出国。1着15〜30万円もするような高級ブランドのダウンジャケットにポーランド産のグースダウンが使われていることからも、そのクオリティの高さが伺えます。
ですが一口にポーランド産のグースダウンと言ってもその品質はピンキリ。※1
生意気を言うようで恐縮ですが、私たちが求めるのは高級ダウンジャケットに使われている羽毛よりもさらにその上のレベル。少量でも驚くほど暖かく、30年以上もの使用に耐え、ニオイやホコリもない、そんな羽毛を求めているのです。
※1 ポーランド産ホワイトコウダグース95%という羽毛でも、「確かにダウン率は95%だけどダウンボールが小さすぎて話にならない」というものも存在します。
(是非こちらの訪問記もお読み下さい)
マザーグースダウンにも品質がある
グースは食肉用に飼育されているレギュラーグース(小鳥)と、そのレギュラーグースを産むために飼育されているマザーグース(母鳥)の2種類に分けられます。
基本的には飼育期間の長いマザーグースの方が良質な羽毛が採取できるので、マザーグースの羽毛は高級品とされています。しかし、この高級品とされるマザーグースダウンの中にも品質の違いがあることをご存知でしょうか。ダウンパワーの違いではなく、もっと根本の部分によって生まれる差です。
ポーランドではスクバーチャ(掴み取る人)と言われる専門家たちの手で、マザーグースにストレスを与えないように最新の注意を払って丁寧に羽毛を採取します。(この作業をプラッキングといいます。)
プラッキングは初夏、晩夏、秋、初冬の計4回行われ、採取された羽毛はそれぞれファーストプラック、セカンドプラック、サードプラック、フォースプラックというように区別されます。
実はこれらのうちファーストプラックとセカンドプラックは、秋と冬に採取するサードプラックとフォースプラックに比べると品質が劣ります。同じマザーグースダウンなのにダウンパワーが違ったり、同じダウンパワーのはずなのに、布団に仕上げた時の膨らみやその後の耐久性に差が出てくることがしばしばありますが、それはこのような採取時期の違いも一因となっているのです。こういった話はただ漫然と日本にいて、メーカーの営業マンから話を聞いているだけでは知らないままでしょう。(実際かつての私たちはそうでした…)
だからこそ私たちは実際に生産地、生産工場に足を運び、よりリアルな情報を求めにいくわけわけです。
尚、現在私どものポーランド産マザーグースダウン95%はサードプラックとフォースプラックの羽毛原料だけを使ったものとなっています。
クロネツキ氏の農場で育ったマザーグースダウン
ポーランドの農場を訪れると、どのファーマーも「グースの健康を守るためのポイントは、できるだけ自然に近い環境を整えてあげること。グースたちがストレスを感じないように家族の一員として愛情をたっぷり注ぐ必要があるんだ。」と口を揃えます。
中でもクロネツキ氏の農場は他に類を見ないほど広大で、完全なる放し飼いと言っても過言ではありません。まさに大自然です。
2020年秋以降の快眠屋のプレミアムマザーグースはクロネツキ氏が携わる農場で飼育されたものを使用しています。ダウンパワーやフィルパワーはこれまでのマザーグースダウンと変わらないものの、そういった数値だけでは分からない羽毛の形状や密度が向上しています。
ヘルシーダウンプログラムに合格しています
羽毛は人間の髪の毛に近い成分(ケラチン)でできており、羽毛そのものにアレルギーを示すことはほとんどありません。しかしそれにも関わらず、ダウンジャケットや羽毛布団などの羽毛製品にアレルギー反応を示す人がいらっしゃいます。それは羽毛にはホコリやダニの死骸、糞尿、飼料、バクテリアなどの不純残留物が付着していることがあるからです。
しばしば羽毛の清潔さをアピールするのに、透視度検査の結果が用いられますが、これは必ずしもその羽毛にアレルギーの原因となる不純物が付着していないことを証明するものではありません。透視度が1000mm以上でも不純物が付着していることがあるのです。
そこでアレルギーを起こす不純物の多寡を調べる検査が、イギリスのairmid社が行うヘルシーダウンプログラムです。この検査はダウンパワーやダウン率などの検査とは全く別方向の検査で、バクテリアやカビ、タンパク質、真菌の量を調べます。
世界的な羽毛検査機関であるIDFLは、このヘルシーダウンに認定された羽毛でアレルギー反応を示すことはまずあり得ないという見解を出しています。(羽毛そのものにアレルギーを持っているケースは除く)